走るのが嫌いだった自分がマラソンを好きになった、たった一つの理由
元々、走るのは苦手でした。
小学校の持久走では真ん中より上に行ったことがなく、
中学時代に至っては、約5キロの持久走で140人中130位。
こんなきつい運動早くやめたい・・・というのが正直なところで、
体育も1500mや持久走の授業が嫌でした。
(さぼる輩もいましたが、そこはちゃんとやってました)
そんな自分が、なぜ走るのを楽しいと感じたか。
それは、「他人と競争しなくても良いから」です。
学校で走ることは順位や記録がつくので、否が応でも周囲との比較が出てきます。
思春期は比較を気にする年ごろなので、仕方がないとはいえ
早くない自分は劣等感を抱いていました。
それが、社会人になり、運動がてらちょっと走ってみようと思ったとき。
感じたのは、「え、ゆっくり走ってもいいの?」ということでした。
好きな時に、好きなように走って良い。
遅くても、誰の目も気にすることはない。
自分の思ったように走っていいんだ!
今まで縛られてたものからの解放感は、今でも覚えてます。
そんなことから、走るのが楽しくなりました。
ちなみに、今でこそこんなタイムで走ってますが、
早いか遅いかの判断はしたことがありません。
大事なのは自分が納得するかどうかだけです。
この「向き合うのは自分だけ」というところもまた、
マラソンのいいところだと思っています。