カモメのはぐれ旅

健康オタクが日本と世界を走る。SixStar Finisher達成(2023/9)

かつての王者、10年目の帰還(ボストン)

2014年の勝者であり、アテネ五輪銀メダリストの

メブ・ケフレジギさんが、ボストンを完走しました。


タイムは3時間8分で、最後は周囲のランナーと

万歳でフィニッシュしていました。

今回は節目というだけでなく、主宰する

チャリティへの支援も兼ねた参加とのこと。


10年ぶりの王者の帰還に、周囲の声援も

一際大きかったようです。


2014年の勝利は、アメリカ人が31年ぶりに

ボストンを制したことだけでなく、


前年にあった、痛ましいテロ事件からの

復活を象徴する出来事にもなったので、

彼の人気は非常に高いです。


私が参加した2年前は、マラソン前のセッション

でお会いしたのですが、

ユーモア溢れる人柄でとても好印象でした。


アスリートのセカンドキャリアとして、

良い道を歩まれていると思います。

疑惑のフィニッシュ(北京ハーフ)

14日に開催された、北京ハーフマラソンで
男子の部の優勝に”八百長疑惑”が浮上しました。

動画も見たのですが、
明らかに周囲のケニア人ランナーは
余力があり、前に出ない様やり取りして
彼に進路を譲っていますね。

別の記事によると、この選手の国内新記録を
アシストするペーサーの役割で
雇われた、と言っています。


正式発表を待つほかありませんが、
初めは彼の国内記録を目指し、
難しくなったら優勝を譲る、
といったような内容でしょうか。


しかし、それなら普通の選手ではなく
ペーサーとして登録されるべきですね。
(ハーフの大会でトップランナーの
 ペーサーは珍しいですが)


こんな勝利を喜べるとは、
スポーツマンシップの欠如も甚だしいです。


中国では、1月の厦門マラソンでも
有力選手が不可解なペースダウンやDNFをして
八百長の疑惑が浮上しました。


厦門では、市民ランナーでも
少なくとも2010件の不正行為が目撃されており、
一部の選手は複数のタイムセンサーを持ち歩き、
公共交通機関を利用したりしたようです。


大学の内申点稼ぎを目的として
不正をすることもあるようですが、


ランナーの風下にも置けない輩が
中国の大会ではよく見られます。

こうした行為が平気でまかり通る中国は、
ランニング文化が醸成されているとは
とても言えないので、
(それ以前に社会規範の問題)


成都マラソンのWMM加盟は
厳しく審査して欲しいです。
(中国は面子を大事なので、
ここから白紙にするのも大変そうですが…)

母は強し(大邱国際マラソン)

4月7日に開催された大邱国際マラソンでは、

豪州から参加したステンソン選手が

自己ベストの2:23:59で3位に入りました。


昨年の9月に第二子を出産後、

わずか6ヶ月での快挙でした。

凄すぎる…

万雷の拍手を贈ります👏


22年にアデレードマラソンでお会いして以来、

Instagramをフォローしているのですが、


妊娠中も運動を続けている姿を

発信していました。


裏で、周囲の支えと本人の並々ならぬ努力が

あることは想像に難くないですが、


出産でキャリアを諦めないどころか、

競技生活の一環とできているところが

本当に素晴らしいと思います。


こうした例が日本でも増えてほしいですね。


ステンソン選手は、この自己ベストで

五輪標準を突破し、豪州の持ちタイムでは

5番目となりました。


22年の英連邦大会で優勝したことと合わせ、

この躍進が代表の選考でどう考慮されるのか

見ものです。


記録だけではなく、強さを持つ

ステンソン選手が代表となれば、

豪州も面白くなりそうですね。

ボストン2024、勝者は?

4月15日に開催された
128回目のボストンマラソン。


男子では、錚々たるメンバーを抑え

エチオピアのレマ選手が優勝!

3連覇を目指したチェベット選手は3位でした。


https://olympics.com/en/news/ethiopia-s-sisay-lemma-storms-to-victory-in-2024-boston-marathon-men-s-race


昨年のバレンシアで1分台を出していますが、

速さだけでなく、強さも印象を残しました。

五輪でも要注目です。


女子は、昨年覇者のオビリ選手が

僅差を制して見事な連覇!


WMMも、これで3戦3勝と本当に強いです。

日本からは、大迫選手が出場。
初マラソンの舞台で3位入賞を果たした
縁のあるコースですが、

今回は2時間11分台の13位でした。


今大会に関しては、自己ベストを更新して

瀬古さん以来となるサブ10を達成した

森井さんが鮮烈なインパクトを残しましたね。


大迫選手に競り勝つ入賞。

素晴らしい成果。市民ランナーの星です!

世界の強豪と、難コースで戦った経験が

パリ五輪にどう活きてくるか、
見守りたいと思います。


次のWMMは、週末のロンドンマラソンです。
こちらも豪華メンバーが揃っているので
熱い戦いを期待しています!

世界最大の10マイルはオランダ⁉️

オランダに、「世界最大の10マイル」
と銘打った大会を見つけました。


Dam tot Damloopという大会です。

Damは首都・アムステルダムのことで、
その名の通り、アムステルダムから
ザーンダムまで10マイルを走ります。


10マイルの他、5マイル(ナイトラン)や
キッズランなど複数種目があります。


大会の参加者は約6.5万人、毎年早期に
エントリーが完売する人気大会とのこと。


北欧だけでなく、欧州の大会は
参加者がけた違いですね😲


目玉にしているのが、IJtunnel(エイ・トンネル)
を走れることです。


ここは普段、歩行者は通れませんが
この大会で特別に開放しているとのこと。


全長約1.6キロと、それほど長くありませんが
この中でこだまする応援は「鳥肌もの」とのこと。


海ほたるを思い出させる外見です。

エントリーは、4月23日とのこと。


開催は9月21・22日なので、
ベルリンマラソンで余裕のある
旅程が組める方は、最終調整に
丁度よいのではないでしょうか。