カモメのはぐれ旅

健康オタクが日本と世界を走る。SixStar Finisher達成(2023/9)

完走メダル二都物語(ロンドン&パリ)

今年のロンドンマラソンは、
完走メダルがとても良い出来に感じました。

ロンドンのランドマークが円状に配置され、
中心にはシンボルが描かれています。


とても欲しくなりました😍


一方、パリマラソンのメダルは
”ドーナツ型”となりました。

芸術の都らしく、毎年前衛的な
デザインが目を引きます。


外郭にフランスの国旗があるので、
それとなくは分かりますが、
空洞のメダルは個人的に微妙です。。


一緒に映っている、フィニッシャーTシャツは
パリと分かる良いデザインだと思います。


私はロンドンのような”正統派”メダルが好みですが、
パリのメダルがどこまで進化するのかも、
少し見てみたい気がします。

暑さに当たったボストンマラソン

今年のボストンマラソンは、
最高気温が20℃を超す暑さに
苦しめられたランナーが多かったようです。


先日記事にしたメブさんも、


「湿度も高かったため厳しかった」


ということを話していました。


少なくとも31人が救護のお世話になったようです。
後遺症含め、無事だと良いのですが。

23年は雨でしたが、こんな時は
ベストコンディションだった22年に
参加しておいて良かった…と思ってしまいます笑


ボストンは、コースに日陰が少ないので
晴れの場合は相応の対策が重要です。


ただでさえアップダウンで厳しいので、
来年以降参加する方は要注意ですね。

かつての王者、10年目の帰還(ボストン)

2014年の勝者であり、アテネ五輪銀メダリストの

メブ・ケフレジギさんが、ボストンを完走しました。


タイムは3時間8分で、最後は周囲のランナーと

万歳でフィニッシュしていました。

今回は節目というだけでなく、主宰する

チャリティへの支援も兼ねた参加とのこと。


10年ぶりの王者の帰還に、周囲の声援も

一際大きかったようです。


2014年の勝利は、アメリカ人が31年ぶりに

ボストンを制したことだけでなく、


前年にあった、痛ましいテロ事件からの

復活を象徴する出来事にもなったので、

彼の人気は非常に高いです。


私が参加した2年前は、マラソン前のセッション

でお会いしたのですが、

ユーモア溢れる人柄でとても好印象でした。


アスリートのセカンドキャリアとして、

良い道を歩まれていると思います。

疑惑のフィニッシュ(北京ハーフ)

14日に開催された、北京ハーフマラソンで
男子の部の優勝に”八百長疑惑”が浮上しました。

動画も見たのですが、
明らかに周囲のケニア人ランナーは
余力があり、前に出ない様やり取りして
彼に進路を譲っていますね。

別の記事によると、この選手の国内新記録を
アシストするペーサーの役割で
雇われた、と言っています。


正式発表を待つほかありませんが、
初めは彼の国内記録を目指し、
難しくなったら優勝を譲る、
といったような内容でしょうか。


しかし、それなら普通の選手ではなく
ペーサーとして登録されるべきですね。
(ハーフの大会でトップランナーの
 ペーサーは珍しいですが)


【4/20:追記】


優勝者、関わった4名とも失格となり、
メダルと賞金も没収されました。


世界的な注目を集めたことから、
面子を大事にする中国が
迅速な処罰をとったと思われます。


中国では、1月の厦門マラソンでも
有力選手が不可解なペースダウンやDNFをして
八百長の疑惑が浮上しました。


厦門では、市民ランナーでも
少なくとも2010件の不正行為が目撃されており、
一部の選手は複数のタイムセンサーを持ち歩き、
公共交通機関を利用したりしたようです。


大学の内申点稼ぎを目的として
不正をすることもあるようですが、


ランナーの風下にも置けない輩が
中国の大会ではよく見られます。

こうした行為が平気でまかり通る中国は、
ランニング文化が醸成されているとは
とても言えないので、
(それ以前に社会規範の問題)


成都マラソンのWMM加盟は
厳しく審査して欲しいです。
(中国は面子を大事なので、
ここから白紙にするのも大変そうですが…)

母は強し(大邱国際マラソン)

4月7日に開催された大邱国際マラソンでは、

豪州から参加したステンソン選手が

自己ベストの2:23:59で3位に入りました。


昨年の9月に第二子を出産後、

わずか6ヶ月での快挙でした。

凄すぎる…

万雷の拍手を贈ります👏


22年にアデレードマラソンでお会いして以来、

Instagramをフォローしているのですが、


妊娠中も運動を続けている姿を

発信していました。


裏で、周囲の支えと本人の並々ならぬ努力が

あることは想像に難くないですが、


出産でキャリアを諦めないどころか、

競技生活の一環とできているところが

本当に素晴らしいと思います。


こうした例が日本でも増えてほしいですね。


ステンソン選手は、この自己ベストで

五輪標準を突破し、豪州の持ちタイムでは

5番目となりました。


22年の英連邦大会で優勝したことと合わせ、

この躍進が代表の選考でどう考慮されるのか

見ものです。


記録だけではなく、強さを持つ

ステンソン選手が代表となれば、

豪州も面白くなりそうですね。