ロンドンで燦然と輝く大記録
ジェプコスゲイ選手が17分台の好タイムで制した
21年のロンドンマラソンですが、
このコースで届かなかった記録が2つあります。
1つは、17年のロンドンマラソンで
ケイタニー選手(ケニア)がマークした
女子のみマラソンの世界記録である、2:17:01。
※ロンドンは男女でスタート時間が違うため、
女子のみ記録として認識されます。
もう1つは、ラドクリフ選手(英国)の2:15:25です。
※当時は女子のみではなかったためそちらの記録には残らず。
2003年のロンドンマラソンで記録された
このコースレコードは、
19年にコスゲイ選手がシカゴで塗り替えるまで
16年も世界記録として残りました。
Paula Radcliffe-Marathon WR,2003
ラドクリフ選手の記録は、同国の中でも際立っています。
英国女子としては、トップでゴールしたパデュー選手が
19年のロンドンでマークしたPBを2分縮める
2時間23分台の快走を見せました。
これが英国史上3位の記録で、2位のマーラ選手とは14秒のみです。
【英国女子歴代3傑】
1. P.Radcliffe 2:15:25 (2003.ロンドンマラソン)
2. M.Yamauchi 2:23:12(2009 ロンドンマラソン)
3. C.Purdue 2:23:26(2021 ロンドンマラソン)
全てロンドンマラソンです😮
ラドクリフ選手はぶっちぎりです。
2位と8分近い差がついています。
厚底で速くなったと言われる昨今、
当日のベストコンディションにもかからわず
破られることがなかったこの記録は、
マラソン史上に燦然と輝く大記録だと思っています。
改めて、その偉大さが思い起こされました。