【書棚】サブ2.5医師が教えるマラソン自己ベスト最速達成メソッド
医師として実業団から一般ランナーの治療・支援に当たりつつ
自身もサブ2.5(マラソン2時間半以内)という、
とんでもない記録を持つ著者が書かれた本です。
運動未経験から、初マラソンでサブ3という
衝撃的な出だしから始まり😨、最後まですらすらと読めました。
本書の結論としては、いかにケガしない・回復の早い体を
トレーニング・睡眠・食事などの多方面から作っていくかが大切、
ということです。
週2回のポイント練習を軸にしたメニューの組み立て方、
食事のバランス、ストレッチや体幹のトレーニングなど、
書かれている内容としては目新しいものはなく、
広く普及した話のおさらいが多いです。
その中でもいくつか目を引いたものがありました。
レースシューズを練習用に落としたらケガをする
クッション性がなくなっているので、ということですね。
また、走り方や足幅など、自分に合ったシューズを履かないと
ケガの元になる、という話も納得でした。
著者曰く、ランナーがするケガの多くはシューズから来ているので、
ケガに悩んでいるランナーは一度見直しても良いかもしれません。
「シューズ(クッション)の寿命は大体500キロまで」
「クッションの回復には24-48時間必要なので、
シューズのローテーションができるとよい」
といったことも勉強になりました。
レース前のシューズはきつく結ばない
足のむくみ、疲労を考慮して確かに重要だと思いました。
靴ひもがほどけるのでは?ということについては、
蝶々結びの後固結びをすればほどけたことがない
と書いてあったので、早速試してみようと思います。
給水は水とスポーツドリンクを半分ずつ
今まで自分はスポーツドリンクの給水がある大会なら、
そちらだけ摂っていました。
「電解質が汗で失われるから補給しないと」という考えです。
が、このスポドリだけというものが、
逆に体内の浸透圧バランスを崩し、
結果足つりにつながっているのではないか?
という仮説に至りました。
検証のためにも次のマラソンでは両方を心がけたいと思います。
最後に、ポイント練習について。
日ごろ、少しきついメニューを入れておかないと
レースで苦しくなった時に自分に負けてしまう
という著者の意見には考えさせるものがありました。
ポイント練習で、意識してみようと思います。