カモメのはぐれ旅

健康オタクが日本と世界を走る。SixStar Finisher達成(2023/9)

ペースメーカーが誤算?(東京マラソン)

今回の東京マラソンでは、
ペースメーカーに複数の注目が集まりました。


主なものは、


1.第一集団のペースが速過ぎて
 予定の30キロもたず
2.第二集団のペースが安定せず
 給水で立ち止まる「ヒヤリハット」発生
3.日本女子のペースも前半から遅れ
 新谷選手の後半に影響


です。


このうち、1は「仕方ない」でしょうね。


16キロ過ぎから脱落し、26キロで最後の
ペーサーが脱落とのことですが、


朝から好コンディションで、
世界記録すら視界に入るペースで進んだので、
想定以上だった、ということに尽きます。


2は、確かに遅かったペーサーにも
反省はあるのかもしれませんが、
ハーフ地点では帳尻を合わせていますし、
それだけに責任を求めるのは
プロとして違うと思います。


ペーサー周辺に集団が出来ていたのであれば
その中でタイムを確認し、
遅ければペースアップする、
別の集団を形成するなど、
対策ができたのかもしれません。


下の記事にある西山選手や鈴木選手の
コメントは、事実のみを述べているだけで
決してペーサーのせいにはしていません。


偏った印象にならない様、
注意して読む必要があります。

3も本質的には同じです。


ペーサーに任せて走りに集中していたら、
ハーフ地点で「遅い!」と言われた
新谷選手の動揺は計り知れません。


想定より遅かったペーサーの影響は、
間違いなくあったと思います。

しかし、新谷選手が言うように
序盤で遅ければペーサーに伝える、
それでも直らなければ自分が引っ張る
(または前田選手のような単独走)という選択も
選手としては取るべきだったのでしょう。


ペーサーもプロとして、
責任がより重いとは思いますが、


時計を見ていなかった新谷選手にも、
出来ることはあったという点で、
考えさせられるものがありました。


高岡ディレクターの「レースは生もの」と言う
発言が、本質を得ているように感じます。

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