熱戦、大番狂わせ。東京マラソン観戦録
3日に開催された東京マラソン。
WMMシーズン開幕戦であり、
今年は五輪を占う大事な前哨戦でもあります。
大会前から、
・キプチョゲ選手、ハッサン選手の
コースレコード更新なるか
・MGC設定記録突破者は現れるか
(鈴木健吾選手も出場)
・新谷選手、日本記録の更新なるか
と、注目どころが満載でした。
が、蓋を開けてみると驚きの展開に。
最後まで目が離せませんでした。
男子はキプルト!日本勢トップは西山選手
男子では、ケニアのB.キプルト選手が
2:02:16(速報)のコースレコードで優勝!
ボストン、シカゴに続きWMM三勝目です。
本命と目されていたキプチョゲ選手は
ハーフ手前から遅れはじめ、
2時間6分台の10位でフィニッシュしました。
夏の五輪三連覇に向け、怪しい雲行きですが
復活を期待して見守りたいと思います。
日本勢では、世界陸上代表の西山雄介選手が
トップでゴールしました。
が、2:06:31(速報)で、五輪枠には届かず。
この結果をもって、3枠目が大迫選手で決定しました。
女子もコース記録更新!日本記録は…
女子は、エチオピアのケベデ選手が
コース記録の2:15:55で優勝!
昨年優勝のワンジル選手は2位も、
自己ベストを更新する渾身の走りでした。
日本記録の更新を目指していた新谷選手は
日本人トップも、2:21:50でのフィニッシュ。
強い決意を持って臨んだ一戦での結果。
かける言葉が見つかりません…
それでも、ゴール後は周囲に一礼するその姿に、
プロとしての矜持を感じました。
コンディションは良かったようですが、
マラソンは最後まで何が起こるか分かりません。
「まさか」ばかりの観戦となりました。