カモメのはぐれ旅

健康オタクが日本と世界を走る。SixStar Finisher達成(2023/9)

【NYCマラソン2019参戦記】レース編

いよいよレース当日。


快晴も朝の気温は6℃と、かなり冷え込みました。
昨年はこれより低く、雨だったようなので、これでもありがたいです。

会場へ移動

スタート地点はスターテン島。マンハッタンから小一時間離れています。
なにせ5万3千人が参加する、世界一ランナーの多い大会だけに
移動手段や時間も細かく分かれており、一般の人はバスかフェリーで
かなり早い時間に到着することになります。


今回はツアー申し込みでバスだったのですが、
島に至る橋が6:45で封鎖されてしまう(スタート時間は9:40~)ため
5時30分にはホテルを出発しました。


事前案内で分かってはいましたが、スタート前に最低3時間は
待つことになる大会は珍しいかもしれません。


会場の持ち込みはオフィシャルバッグに入れていれば可能ですが、
荷物預けを選択していないと、ここでお別れすることになります。。


今回は着古したウェアを防寒対策に持っていき、スタート前に
チャリティへ寄付するボックスへ入れました。


セキュリティチェックを済ませ、カラーブロックごとのビレッジへ。
ここでコーヒー・紅茶・ベーグル、バナナなどの食事が無料で取れます。


グルテンフリーのものは残念ながら限られていました・・・
自分で持ち込むのも手ですね。

スポンサーであるHoney Stinger の配布スタンド


風がなかったので、日向にいればそれほどしんどくなかったですが
やはり寒い😥


スタートが一番早い第一ウェーブなのがせめてもの救い?でした。

スタート

はじめはそれぞれ割り当てられたカラーと、コーラル(列順)に従って整列。
コーラルはA~Fまであり、私は最後尾のFでしたが、スタートするまでの
待ち時間は5分くらいでした。
隣のイタリアンが話しかけてくれたので、そんなに気にならなかったです。


ちなみに、カラーはランダムで決まるようです。
私は青でしたが、ツアーの他の方は別の色でした。
ロンドンだと海外ランナーは一律青だったのですが、何でしょうかね。


アメリカ国家を聞いて、エリート選手を紹介した後、号砲が鳴ります!
しかし鳴ったのは9:40きっかりではありませんでした。誤差?

レース

会場のテンションが最高潮に達し、いよいよスタート!


はじめに渡るベラザノ橋からの景色は圧巻です!
よく大会の紹介で使われていますが、マンハッタンを一望でき、絶景でした。
この日だけの特権。ランナー冥利に尽きます。


シリアスランナーが気をつけたいのが、ここの渋滞
写メで立ち止まる人がかなり居ます。前に注意!


そして明らかにペースが遅い人がかなり紛れています・・・
タイム申告制なので誤差は少ないはずですが、
おばあちゃんランナーの団体に前を塞がれ困りました😅


ここのアップダウンが一番きつく、下りも長いので、
高揚感に紛れて飛ばしすぎないことが大事です。


前半

橋を渡ったらブルックリンで、至るところでの大声援が待っています!
大音量のストリートバンドも多数。
陽気なアメリカンというイメージそのままです。


ブルックリンは若干のアップダウンがありますが、直線・フラット基調。
橋の遅れを取り戻そうとしなくても勝手にペースが上がるので、
むしろ上げすぎないように気をつけました。


印象的だったのが18キロくらいのユダヤ人街。
宗教色が強く、安息日のため応援が殆どおらず、異国感がありました。
自分の走りに、冷静になれる瞬間でした。


沿道では女子大生のフリーハグがあります。名物らしいです。
私も含め周囲はスルーでしたが、ファンランの人はしてもらうのかな?

後半

絶え間ない大声援は続きますが、25キロ前後の地点で
中盤の難関・スカボロー大橋へ。


ここのアップダウンはとても長く、前日の下見で蒼白になりました😨
見ておいた分、踏ん張れたと思います。


その後はマンハッタンに入ってまた大声援。
が、やはりここも地味なアップダウンが続くため、下見の時点で
「ここで更に気を引き締めないといけないな」と思ってました。


が、今振り返ってみると、ここでペースを落とすまいと
余計な力を使っていたような気がします😅


その後はさらに橋を2つ渡り、再びマンハッタンへ。
この35キロ以降の、セントラルパークへ向かう上りが一番堪えました😥
長く、直線なので「入り口はまだか!!」となってしまい、
足もつってメンタル的にもかなり削られてしまいました。


この時点でタイムのことは忘れ、とにかく必死にゴールを目指します。


セントラルパークもアップダウンがあります。
これまでほどではありませんが、披露した足には拷問の一言。

ゴール!!!

防寒マント受け取り(ポンチョとは別に全ランナーへ支給)


疲労困憊でゴール!
メダルとマント、給食セットを受け取ります。


タイムが散々だったので、とにかく終わった・・・
という感想しか出ませんでした。


事前に調べていたのですが、ゴール後はかなり歩きます。
荷物受け取りだとさらに長いので、ポンチョにしたのですが、
それでも道に出るまで2キロ(20分以上)は歩いたと思います。


この足にはしんどいのですが、血液の循環を促す上でも
座らずに歩き続けたのは良かったのかもしれません。


アフター編へ続きます!

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