My SixStar Story④延期、中止、失意。そして光明。
全世界を襲ったコロナ禍で、
マラソン大会は延期と中止の嵐。
大恐慌でも、世界大戦でも止めなかった
ボストンマラソンでさえ延期の後中止。
2020年は全てのWMMシリーズが中止され、
大規模大会の復活は、2021年の秋まで
待たなくてはいけませんでした。
前例のない事態で、理解はしていたのですが
モチベーションは大きな打撃を受けていました。
これで走らなくなったランナーも
多かったようですが、
ここで挫けなかったのは、
WMMとボストンマラソンという
目標が支えてくれたことが
大きかったと思います。
一方、この期間にフルマラソンの
大会参加はしませんでした。
この間走ったのは、
20年秋→シカゴのバーチャル
21年秋→ボストンのバーチャル
の、2本だけです。
小規模の河川敷や周回コースでの
フルマラソンは開催されていましたが、
参加はしませんでした。
フルを「ただ走る」ことには
モチベーションが湧かなかったためです。
やっぱり自分は、走るだけでなく
旅やグルメ、コースの景色や沿道の声援等
フルマラソンを通じた感動を体験したい
ということを再認識しました。
⑤挫折、そして光明
21年秋は、制限下で大規模大会が
再開されましたが、
海外渡航は陰性証明や隔離が必要だったため
シカゴマラソンは再度繰り越しました。
これは納得の上での措置でしたが、
きつかったのは東京マラソンの延期です。
10月に延期された際、
ツアー枠を苦労して取れたものの、
1か月前になって3月へ延期。
目の前の目標が遠のき、
モチベーションが急下降しただけでなく、
コンディションやトレーニングへの
影響が甚大で、その後の長きにわたる不調を
引き起こした要因と考えています。
(これも納得するしかありませんでしたが)
しかし、谷底にも光明が差します。
ボストンマラソンへのエントリーが
遂にできました。
秋開催となった21年は足切りにあい、
バーチャルでの参加となりましたが、
20年の記録がまだ生きていたため、
22年のエントリーを申請し、
見事に通ったのは本当に朗報でした。
これで、22年は東京・ボストン・シカゴと
3つのメジャーズを走れることになります。
久しぶりの大規模マラソン参加に向け
前を向いてトレーニングを続けることができました。
(続く)