ワールドマラソンメジャーズの
デビューとなったのは、
2019年のロンドンマラソンでした。

③ロンドンを走る、圧倒的な感動体験

（2019年は曇りのベストコンディション！）

なぜロンドンかと言うと、

一番走れないから

これに尽きます！

ボストンとシカゴは、資格タイムを
狙いたいので除外しました。

NYCとベルリンは高倍率なものの、
ツアーがいくつもあるので、
参加自体は難しくなさそうと感じました。

しかし、ロンドンはツアーですら
抽選かクリック合戦で、
資格タイムも英国在住者のみです。

これは、行ける時に行くしかない！

と思い、クラブツーリズム（当時）の
クリック合戦に勝利して申し込みました。

そして当日。

途切れない大観衆の声援、

タワーブリッジやビッグベン等
有名なランドマーク、

見た目から楽しませてくれる
仮装ランナー達、

バッキンガム宮殿での
感動的なフィニッシュ。

海外で知り合ったランナーは

まるで自分が
ロックスターになったかのよう

と表現していましたが、

大観衆が自分を絶えず応援してくれる
WMMには、まさにぴったりな言葉です。

終始、夢の中に居るようで
圧倒的なマラソン体験でした。

走っている最中から、
「もう一度、この舞台を走りたい」
と思ったのはロンドンが初めてです。

街中にメダルをさげたランナーがあふれ、
あちこちでねぎらいの言葉が生まれる、
そんな雰囲気も好きでした。

こうして、WMMの魅力に
すっかり虜となった自分は、
その勢いで、NYCマラソンの
ツアーへ申し込んでしまいました。

そして、このロンドンで
シカゴマラソンへの資格タイムを
見事クリアしたので、
翌年のエントリーも確保しました。

次なるメジャーに向け、
気合を入れていた矢先、
悲しいニュースが飛び込んできます。

ベルリンマラソンを教えてくれた、
ラン友さんの訃報でした。

（続く）