惨敗の闇に見えた光明(シカゴマラソン)
(前回の続き)
向上心が失われつつある、と
書いたのですが、
これから走り続けることについて、
シカゴでは気づきも得ることができました。
その①Run For Glory
エキスポには、
「あなたは何のために走るの?」
ということを表現するブースがありました。
・健康のため
・自分のため
・勉強から逃げるため
など、様々な回答が(ユーモアも交えて)
書かれていたのですが、心に残ったのはこちら。
Run For Glory(&fans)
Glory(栄光)…とてもいい言葉だと思いました。
元々、
①走るのは健康のため
②この習慣を続けたまま、自分がどこまでできるか
見てみたい
③WMMを制覇したい(できるだけ基準をクリアして)
というのが動機だったのですが、
走り、自己ベスト更新を続けるうちに
どんな目標であっても、
そこに向かって一心に頑張ることが尊いもので、
その過程に生きている実感(人生の醍醐味)はある
のではないかと考えるようになりました。
この充実感を「生の輝き」とでも言うなら、
まさに「Glory」ではないか…と。
そんなことを考えました。
②You're somebody's Hero
シカゴの沿道では、至る所で大声援があり、
ランナーは大きな力をもらえます。
それと同時に、「You are Heroes!」
というメッセージも複数見られ、
頑張るランナーの姿に
刺激を受けている人も居る
ということに気づかされました。
とりわけ感動したのが、41キロ過ぎ。
沿道の女性が、
足つりでペースダウンしていた自分に
50mほど伴走しながら
Come On! You're brave and stronger
than you think(you are).
意訳:しっかり!
あなたは自分が思っているより
勇敢で強いのよ!
と、声をかけてくれたことです。
恐らく自分だけに言ったことでは
ないと思うのですが、
ここまでしてくれることに
胸が熱くなりました😭
自分の頑張りが、
知らないの誰かの勇気になる
というのは、考えてみるととても嬉しいものです。
結果的にそうなるという話で、
沿道を元気にするために走る、
とはなりませんが、
「やっぱり、不甲斐ない走りはしたくない」
と思うようになりました。
(足つりを食いしばって最後だけ走る!)