カモメのはぐれ旅

健康オタクが日本と世界を走る。SixStar Finisher達成(2023/9)

世界記録のラップをどう解釈するか

ベルリンマラソンで世界記録を更新した
キプチョゲ選手のラップは以下です。

前半ハーフを「59:51」という
驚異のペースで通過しています。


しかし、後半は緩やかにペースダウン。
後半は「61:18」と1分以上落ちました。


35‐40キロのラップは、始めよりも
キロ当たり5-6秒ほど落ちています。

やはりポジティブスプリット?

これだけを見ると、


記録を出すには、前半から突っ込む
ポジティブスプリットで行くべきだ!

とも言えそうですが、
その前に注目すべき点があります。


キプチョゲ選手自身は、当初は


「前半は60:40-50で行く予定だった」


ということを明らかにしています。


https://olympics.com/en/news/how-fast-was-eliud-kipchoge-world-record


世界記録を更新する目標だったので
イーブン、またはネガティブスプリットでの
更新を狙っていた、ということでしょう。


更に、


・体が動いたのでペースが速くなった
・筋肉からエネルギーを余計に使ってしまった
(→後半のペースアップができなかった)


ということも言っています。


これでも記録が更新できたのは、


・前半のオーバーペース幅が「大きすぎず」
・後半にも耐えられるだけの身体能力があった
(+沿道の支援エイド、サポート)


からだと思われます。


自分に当てはめて、
上記に沿ったペース配分ができるなら
やってみても良いと思いますが、


余計な力を使う分、
後半失速のリスクは小さくないと思います🙄


個人的には、今回は結果よりも
キプチョゲ選手の考え方から参考にしたいです。

×

非ログインユーザーとして返信する