「適切な負荷」を見極める(日記)
ランのペースを考える際は、ダニエルズのVDOTから算出された
E/M/Tなどから出てくる標準ペースを参考にしています。
(ある日の朝ラン写真。日の出が美しいです😄)
しかし、長年
いつまでそのペースを基準にすべきなのか?
(ステップアップするタイミングはいつか)
ということに頭を悩ませています。
トレーニング原理の一つに「過負荷」というものがありますが、
それをずっと続けていたら、「漸進性」の原則にぶち当たり、
(漸進性…少しずつ負荷を上げていくことが大事)
適切な負荷がかからず成長しないのではないか…
という悩みです。
コーチがいる訳ではないので、
負荷を上げてもよいかは自分で判断するしかありません。
いろいろな人からの意見を聞きながら考えたいのですが、
自分なりに目安を考えてみました。
その1:体感
なんといってもこれですよね笑
きつめの速さだったのに、思ったより疲れてないな?
軽めに走っても標準ペースより速いな?
というようなことが積み重なってきたら、
見直すタイミングだと思います。
ポイントは、一度では変えないこと。
その時の体調や風や気温などのコンディション、
シューズなどの諸条件でたまたま調子が良かったこともありえます。
異なる条件で複数回試してみることが重要だと思います。
悩ましいのが、疲労をためたくないという日常と直結するところです。
「可逆性」の原理で言うと、継続しなければ意味がないので
疲労が溜まってオーバートレーニング→休養にならないよう
慎重にすべきだと思います。
その2:目標
今日の負荷は7割だったか?それとも8割か?
体感の微妙な差を判断することは非常に難しいです。
そんな時は、一度目標タイムを決めたトレーニングを考えます。
例えば、ハーフで90分切りを狙う場合、
・1キロ4分15秒で走り切る走力が必要
→10キロを4分5秒(計40:50)で走れれば
見えてくるかもしれない
と考え、一度負荷を上げて走ってみます。
ハーフ90分で走る場合のTペースはキロ4分11秒なので、
Tペース以上の負荷がかかりますが、
徐々に距離を伸ばす、レストを入れる等の工夫をして
10キロを目標タイムで走ることを、まずは目指します。
最終的に走れるようになれば、ハーフの目標達成も
見えてくると思います(経験談)。
ちなみに、ハーフ90分までであれば
ガーミンのコーチ機能が使えます。
残念ながら自分に見合ったレベルがないため、
今は完全に独学で考えるしかないのですが😓
その3:結果
目標のペースでタイムトライアルを行い、
達成できたら次のVDOTに進む、というやり方です。
判断のタイミングが分かりやすいのが良い点です。
VDOTは距離が長いタイムほど確度が高い、
と言われるので、できれば10キロかハーフがいいと思います。
一人でできれば越したことはありませんが、
難しい場合は、大会を計画的に入れる必要があります。
マラソンのトレーニングは3か月で1単位、
と考える人も多いので、目安としては3か月~半年でしょうか。
秋・冬のシーズンベストから考えるのも一つの手です。
こんなところでしょうか。
疲労を溜め込まず、成長できる”欲張り”を目指して
試行錯誤を続けたいと思います。