カモメのはぐれ旅

健康オタクが日本と世界を走る。SixStar Finisher達成(2023/9)

ケニア人ランナーとドーピング問題

17年のロンドンマラソン(男子)を制した
ケニアのワンジル選手がドーピング違反で処分を受けました。



禁止薬物が検出されたようなので、残念ながらアウトでしょう。


記事にも書かれていますが、1月にはキプサング選手が
位置情報通知義務違反でやはり処分されています。


キプサング選手はロックダウン中に外出して飲酒→逮捕、
という事件を起こしており、凋落の印象が拭えなくなりました・・・

元々アディダスと契約してましたし、
日本の大会記録保持者(唯一の2時間3分台)でもあるだけに、
応援したい気持ちもあるのですが・・・うーん😥


しかし、真剣に考えなければいけないのは5年間で約60人という
ドーピング違反者の多さです。


なぜ手を出すのか?


以前の記事では、選手だけでなく医師やスタッフなどの周囲も
ドーピングへの抵抗がない現状が明るみとなり、
根の深さを感じさせました。



ここまでする理由は、多くの場合、生活がかかっているからでしょう。


元々ランニングは極端に言えば何も用意せずにできるので、
(裸足でも走れるなら)
経済的に貧困層であっても障壁が低いスポーツと言えます。


大会に出て、優勝をすれば一攫千金。


一夜にして貧困から抜け出せるので、狙わない手はないですよね。


少し前の記事ですが、大会を狙う背景、
その後のトラブル・没落などが記事になっています。



成功してもその後の落とし穴が非常に多いことに驚かされます。


アフリカランナー、とひとくくりにすることは適切ではありませんが、
彼らのドーピング問題を考えるなら、貧困と向かい合う必要性を感じます。

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