ケニア人ランナーとドーピング問題
17年のロンドンマラソン(男子)を制した
ケニアのワンジル選手がドーピング違反で処分を受けました。
禁止薬物が検出されたようなので、残念ながらアウトでしょう。
記事にも書かれていますが、1月にはキプサング選手が
位置情報通知義務違反でやはり処分されています。
キプサング選手はロックダウン中に外出して飲酒→逮捕、
という事件を起こしており、凋落の印象が拭えなくなりました・・・
元々アディダスと契約してましたし、
日本の大会記録保持者(唯一の2時間3分台)でもあるだけに、
応援したい気持ちもあるのですが・・・うーん😥
しかし、真剣に考えなければいけないのは5年間で約60人という
ドーピング違反者の多さです。
なぜ手を出すのか?
以前の記事では、選手だけでなく医師やスタッフなどの周囲も
ドーピングへの抵抗がない現状が明るみとなり、
根の深さを感じさせました。
ここまでする理由は、多くの場合、生活がかかっているからでしょう。
元々ランニングは極端に言えば何も用意せずにできるので、
(裸足でも走れるなら)
経済的に貧困層であっても障壁が低いスポーツと言えます。
大会に出て、優勝をすれば一攫千金。
一夜にして貧困から抜け出せるので、狙わない手はないですよね。
少し前の記事ですが、大会を狙う背景、
その後のトラブル・没落などが記事になっています。
成功してもその後の落とし穴が非常に多いことに驚かされます。
アフリカランナー、とひとくくりにすることは適切ではありませんが、
彼らのドーピング問題を考えるなら、貧困と向かい合う必要性を感じます。