松田選手が心配(世界陸上女子マラソン)
世界陸上女子マラソンを視聴しました。
有力候補が軒並み秋のWMMに流れる中、
エチオピア勢がワンツーフィニッシュ。
トップでも2:24台のタイムが物語る通り、
気温33℃(恐らく体感はそれ以上)の
過酷なコンディションでした。
6位入賞したケニアのワンジル選手は
「東京よりヤバい」
とコメントしています。
日本勢は、松田選手の13位が最高で
初出場の加世田&佐藤選手は19・20位でした。
松田選手、大丈夫か
心配なのは、松田選手です。
怪我をしてひと月ほど走れず、
走る前からコンディション不良とのことでした。
それでも、中盤までトップに食らいつくも、
徐々に離され、そこからは我慢の道のり。
ゴールしてからは救護対応となり、
本当に苦しいマラソンでした。
ゴール後、涙を浮かべながらも
笑顔でインタビューに答える姿が
痛ましく思えるほどでした。
この件については、新谷選手が
「美談にしないで」と警鐘を鳴らしています。
これには同感です。
いくら日本代表という
千載一遇の機会であったとしても、
そこでキャリアが終わる訳ではありません。
松田選手は10月のMGC、その先があります。
ここで取り返しのつかないダメージを
負ってしまうことこそ避けるべきです。
また、新谷選手が指摘するように
無理をして出たことで、周囲の心配、
後輩へのプレッシャー等
好ましくない影響も考えられます。
今回は、全選手の敢闘に拍手を贈りつつ、
新谷選手が投じた一石が、
流れを変える一手になるよう願いたいです。