カモメのはぐれ旅

健康オタクが日本と世界を走る。SixStar Finisher達成(2023/9)

レースで自分のペースを保つには

エドモントンで滞在したホテルの一室です。
光と陰影がフェルメールっぽく撮れ、
お気に入りの一枚です。


ハーフでマラソンのペース走をしてみて
実感したことがあります。


「コース」と「人」に
惑わされないこと。


これが極めて重要です。


ペースをどのように設定するか、
実際の計画でも考えることは多いですが、
今回は、当日走っている場面に限った話です。

1.コース

まずは高低差ですね。


上りでペースを維持しようと力んだり、
下りで挽回しようと速くなるのは、
早い消耗につながります。


アップダウンによる数秒の誤差は
計画時点で見込んでおくと、
当日焦らないと思います。


続いて、コース表示。


1kごとに確認して、ペースの誤差や
GPSとのズレを管理するのは
好みが出ると思いますが、


個人的には動作が無駄な消耗なのと、
焦りや動揺につながるので、


一切見ない、見るとしても5k単位が
限度と思っています。

2.人

順位を競うエリート選手ではなく、
タイムの目標がある場合、
競争相手は自分のみです。


それまで同じ集団にいた人が抜け出した
以前抜いた人に抜かれた
この人は良いペースで行ってくれそうだ


など、人をペースの判断材料にするのはリスクです。


大事なのは、自分が適正ペースを保っているか
それだけです。


ペーサーや、本当に一定のリズムで
刻む人がいた場合はその限りではなく、
一緒に行っても良いと思いますが、


人がペースを上げ下げしている可能性もあり、
つられると無駄なエネルギー消耗になるので、
自分で管理する意識が大切と考えています。

最後は自分自身。

これでマラソンを走る、というペース感覚を
体で覚えることが大事なだけでなく、
当日のアドレナリンに振り回されないことです。


・足が軽い
・体感よりペースが速い


と言ったスタート時の「好調感」は、
残念ながら大抵がアドレナリンによる錯覚です…


これが最後まで続くほど
マラソンは甘くありません。
(少なくとも私にとっては)


最後に笑いたいのなら、慎重になるべき。
前半こそ、自戒が重要です。

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