自分に勝つために来た。(GCハーフ振り返り)
会心の走りができた
ゴールドコーストを振り返ります。
今回の計画
ここには、
自己ベストを更新する
という、明確な目標を持って来ました。
まともに目指すのは、昨年のシドニー以来です。
その時は、序盤からインターバルのような
ペースで入ってしまい、後半失速…という
自分が最も嫌うパターンで沈んでいたため、
・前半は余裕を持つ
・中盤の体感を信じて最後まで粘る
この2点を意識しました。
キロ4:03以上が必要ですが、
具体的なペースは設定せず、
「序盤からキロ3分台は出さない」
ことを心がけました。
この数ヶ月、vo2maxは一向に上向かず、
Tペースはキロ4分でも余裕が少なく、
このペースは消耗してしまう実感があった、
というのが理由です。(この数秒が大きい)
しかし、アップダウンの多い道で鍛えられた
実感もあるため、自分を信じて攻めよう、
という気持ちは強く持っていました。
スタート前〜前半
ハーフのスタートは朝6:15と早いですが、
この対策を兼ねて朝ランをしてきたので、
体調は万全です。
会場は市街地からトラムと徒歩で行けるので
アクセスは非常に良いです。
(ランナーはゼッケン提示で無料)
スタートエリアの動線も良く、
荷物預け、給水、トイレとストレスなし。
ただし、日の出が6:30過ぎと遅く、
気温が10℃前後なので寒さ対策は欲しいです。
整列も、申告タイムごとのブロック制に
なっているので特に混乱はありません。
さすがの運営です。
6:15、SandstormのBGMと共にスタート!
Darude - Sandstorm
渋滞はほぼなく、冷静に良いペースを
見つけることに努めました。
周囲も相当レベルが高く、
どんどん抜かされていきますが
最後に笑うのは自分だ!
と信じて自分のペースを保ちます。
良さそうな集団に付いてみたら
2kで4:12まで落ちてしまったので、すぐに修正…
事前にマップで確認した通り、
フラットとはいえ、橋を含めた
緩やかなアップダウンが多いので、
少しのバラつきは良しとします。
その後、キロ4:05付近まで持ち直したので
前半はこのまま行こうと決意。
前の人を目印に走り、
追い付いてはまたひとり旅、
の繰り返しでした。
前半通過は43:30ほど(グロス)。
これだと自己ベストは難しいのですが、
6キロ過ぎからキロ4分前後で刻めており、
ペースは上がっているので慌てません。
すれ違いで確認した、1:24のペーサーとも
さほど離れていなかったのも判断材料でした。
自分の走りに集中する後半
折り返してマグオンを投入してからは、
心のスイッチを🔛に。
既に良いペースだったので、
更にペースを上げる訳ではなく、
「このまま行くぞ!」という思いでした。
自分の場合、ペースを決める時は
「あと××分、これで保つか?」
と、ゴールから逆算するのですが、
今回は腹痛もガス欠のサインもなく
キロ4分が切れていたので、
あと40分、信じて突っ込むことにしました。
普段はビルドアップをすると、
後半は多くのランナーを抜けるのですが、
今回はその一方で何人も抜かれました。
さすが豪州…
15キロを過ぎても予兆はなし。
18キロを過ぎ、ゴールが近づいても
まだ耐えられていたので、
ペースの維持に集中しました。
ベスト更新を確信したのは、
20キロ地点で1:21台が見えてからです。
沿道の後押しを受け、
渾身のスパートでゴールへ駆け込みました。
(最後のコーナー。声援が出迎え!)
結果は、1:25:24。
待ち望んでいた25分台!
ラスト10キロは40分を切り、過去最速。
NYCの基準タイム突破も、もう目の前です。
ブリスベン、シドニー、メルボルンと
豪州では自己ベストが多く出ています。
素晴らしい大会、環境ばかりです🤩
ゴール後も余力はあったので、
前半からもっと出せれば
85分も切れたかもしれませんが、
キロ4分に不安があった現状では、
これ以上ない結果だと思います。
一年半、止まっていた時を動かしたことで
フルのサブ3も行ける、という気になってきました。
ベルリンでは最高の結果を出せるよう
夏のトレーニングを積みたいと思います!