カモメのはぐれ旅

健康オタクが日本と世界を走る。SixStar Finisher達成(2023/9)

ボストンマラソン・伝説の不正

不正に関連する記事をもう一つ。


「ボストンマラソンにおける不正」


では、歴史に名を残す人がいます。


ロージー・ルイーズという人です。

ボストンとNYCで大胆な不正

この人が何をやったかと言うと、


1.1979年のNYCマラソンで途中地下鉄に乗り
  ゴールしてBQを獲得
2.1980年のボストンマラソンで

 ショートカットして優勝(後にはく奪)


という不正行為です。

Rosie Ruiz the Boston Marathon Cheat


詳しくはWikiにもあります。

トップ集団のTV中継などがない時代に、
裏をかいた行為です。


目撃者の証言に加え、


安静時心拍(RHR)がランナーと
かけ離れているのが不正の証拠になった
(※日ごろから運動していない証拠)


というくだりが、時代を感じさせます。


この後、今では一般的となった
映像による監視、ICタグによる計測や
チェックポイントの設置など、


不正対策が強化された側面があるので、
ある意味、歴史を動かしたランナーと言えます。


しかし、それで不正が根絶されたわけではなく、
エリート選手によるドーピングのほか、
近年では中国ランナーによるゼッケン譲渡、
BQ資格の不正申請が発覚したことがあります。

いくらボストンを走りたいと思っても、
(または、Sixstar Finisherになりたい)


不正で得たものに、何の価値があるのかと
思ってしまいますが🙄


スポーツに向き合う前に、
人として、心の教育の重要性を感じる出来事です。

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