ケニアのドーピング汚染は変われるのか
12月19日に、AIUより
ケニア人選手3名がドーピング違反で失格、
という発表がありました。
1名は東京五輪の短距離代表、
2名は国際大会の入賞経験がある、
マラソンの選手です。
ケニア人の国際大会出場危機にも
ケニア人選手によるドーピング違反は、
22年だけで45人にも上り、
国際大会への参加資格が問われる事態となっています。
ドーピングの記事は毎月のように目にしました。
中でも、21年ボストンマラソン優勝者
(キピヨケイ選手)のドーピング摘発は、
本当に残念でした。
ケニアのドーピングはロシアと違い、
国ぐるみの構造ではないことが
以前発表されていますが、
途上国では、マラソンの賞金や名声が
貧困から抜け出す手段となっているので、
別の意味で根深い問題と言えます。
ケニア国内でも、ドーピング厳罰化に向けた
意見が出ているようです。
22年の段階では、ドーピング対策表明により
制裁は免れたようですが、
ケニア陸連としては汚名返上を賭けた、
正念場が続きます。
キプチョゲ選手をはじめ、
正当に勝負しているアスリートたちのためにも
今からでも真剣に改善して欲しいところです。