ボストンマラソンは「選ばれし者」の大会か
「選ばれし者の大会」
と表現されることもあるボストンマラソン。
ここに「排他的」「閉鎖的」等の意味を感じ取り、
否定的な反応を示す人も中にはいますが、
ボストンマラソンが好きな1人としては、
「それは違う!」と言いたいです。
理由①BQがなくても参加できる
参加者の8割は、基準タイムを突破した
「BQ」のランナーですが、
残りの2割は、チャリティとツアー枠などです。
つまり、BQがなくても参加できます。
チャリティは50‐100万の範囲と思われ、
ツアーもコロナ前までは大変な人気だったので、
容易な条件ではありませんが、
参加の可能性は残されているので、
全ての人に門戸は開かれていると思います。
本当に排他的なら、
全エントリーをBQに限定しているのでは?
というのが個人的な意見です。
理由②タイムが性別世代に依らず公平
そのBQをクリアするのも
容易ではないのですが、
・性別・世代ごとに基準タイムが設けられ
・基準から速い順にエントリーできる
という仕組みは、とても納得感があります。
例えば、
・30歳男性 2時間58分(基準‐2分)
・55歳女性 3時間55分(基準‐10分)
だと、足切りがある場合は
基準タイムより速い順なので、
「55歳女性」の方から採用されます。
これは、とても合理的に感じます。
加えて、全世界から応募ができるのも
公平な点として挙げられます。
ロンドンマラソンのように
英国在住限定ではありません。
23年からはNon-Binaryの枠もできましたが、
全ての性別・世代に平等な条件を
目指している点が、とても良いと思っています。
別府大分、福岡国際といった
厳格にタイムのみを基準とする大会は、
(しかもグロスタイム…)
基準は明快で、分かりやすいですが
参加世代・性別が必然的に偏ることを考えると、
門戸は限定的、と言うこともできます。
参加した身としては、
「圧倒的に素晴らしい」体験ができるので、
少しでも興味があれば、ぜひ参加して欲しいです🥰