カモメのはぐれ旅

健康オタクが日本と世界を走る。SixStar Finisher達成(2023/9)

今、改めて学びたい。絶対王者キプチョゲの「敗者の弁」

その圧倒的な勝率と世界記録から、
マラソン史上最高のランナーとして
地位を確立したキプチョゲ選手。


キプチョゲ選手を応援してきた
自分としては、


今の輝きは、
2020年の”敗北”があってこそ


と思っています。


改めて見返すと、2020年ロンドンマラソンでの
ゴール後インタビューには、
多くの感銘と示唆を与えてくれます。

その①「勝負の世界」のルールを受け入れる

サムネイル画像を見てわかる通り、


キプチョゲ選手は、連勝ストップ後とは
思えない程穏やかな表情をしています。

連勝や、史上初となる同大会5勝目が途切れ
内心は落胆していると思うのですが、
それを一切出しません。


人間性が素晴らしいことはもちろん、


「これが勝負の世界」
(=勝つこともあれば負けることもある)


という、厳然としたルールを
受け入れているからこそ
できることだと思います。


昔、読んだ本にも


「負けたくなければ勝負をしないこと」
「負けた以上は相手の努力を称え、受け入れること」


と、心に残っていたセリフを思い出しました。

②逆境でも自分を信じ続ける

インタビューでは、「これで終わりなのか?」
といった直球の質問もされているのですが、


キプチョゲ選手は即座にそれを否定し、
まだできると明言しています。


30代後半になり、連勝が途切れたことで


「ここまでか・・・?」


と、他から思えてしまうような時でさえ、
キプチョゲ選手は揺らぎませんでした。


この心の強さが、キプチョゲ選手の強さだと思います。


根底には、


No Human Is Limited(人間に限界はない)


という信念と、自分への信頼があるからこその
発言ではないかと感じました。


そしてその発言通り、
再び「連勝街道」に戻り、五輪を連覇し
今年の世界記録更新に至る訳ですが、


この自分への深い信頼なくしては
成し得なかったと思います。


時にある敗北を受け入れ、
しかし自信を失わず、
目指すものに向かって努力を続ける。


簡単なようでいて、非常に難しいことです。


困難に直面している時こそ、
思い出したいエピソードです。

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