川内選手、魂の完走(ゴールドコーストマラソン)
3年ぶりに開催された、
豪州のゴールドコーストマラソン。
優勝候補と目されて参加した川内選手は、
5キロ過ぎでまさかの脱落と言う
アクシデントがありました。
しかし、そこで歩みを止めず、
3時間57分39秒という、
自己ワースト記録で完走されました。
歩けますが膝の状態がおかしいので、ホクレンDCは全て欠場して、しばらく休養します。
— 川内 優輝 Yuki Kawauchi (@kawauchi2019)
5キロでの足つりと言うことは、
ウルトラ連戦の疲労が大きい気がします🙄
完走に思うこと
通常、エリート選手はアクシデントがあれば
まず完走しません。
高いレベルでパフォーマンスが保てなくなった段階で、
速やかに棄権するのが普通です。
不調を引きずってもいけない上、
周囲の期待にも応えられないので、
これはこれで、正しい姿勢だと思います。
しかし、川内選手はそれをしません。
2016年にも、上尾シティハーフマラソンで
1時間34分と言う記録でゴールしたことがあります。
(この時もトラブル)
100回以上フルマラソンを走っても、
1度も棄権がないのは、
川内選手の誇りになっていると同時に、
招待してくれた人、応援してくれる人、
周囲への誠意のようにも思えます。
リタイアする勇気は非常に大切ですが、
川内選手の不屈の闘志からも、
大いに励まされる思いでした。