カモメのはぐれ旅

健康オタクが日本と世界を走る。SixStar Finisher達成(2023/9)

vo2maxを爆上げ!30-30インターバル走を再評価する

昨年夏に行って以来、遠ざかっていた
30-30のインターバル走を行いました。


自分の周囲で行っているランナーはおらず、
文献も海外のものがメインになってしまうのですが、、


理にかなったトレーニングだと思っているので
改めて紹介したいと思います。


30-30インターバル走のやり方

①疾走30秒・レスト30秒を10~24セット
②疾走は1Kのレースペースくらい
 (または最大心拍の92-96%程度)


というものです。ペースに固執しなくても良いと言われています。

実施する目的&メリット

最大の売りは「vo2maxが最も効率的に向上すること」です。


ダニエルズのインターバル走では、
「vo2maxを刺激しているか」が重視されており、


・全力を出しきるきつい練習では意味がないこと
・心拍が適正ゾーンでないと刺激にカウントされないこと


が、繰り返し強調されています。


実際に30-30走をした時の心拍データです。

30-30インターバル走は、リカバリーが30秒と短く
心拍が下がりきらない(でも少し休める)ので、
効率的に長い時間、vo2maxに対して刺激が入れられます。


インターバルのレストはこれより長い事が多く、
従って心拍を上げる時間が必要になってくるのですが
(=上げている間は刺激にカウントできません。ここ重要!)


30-30走ではその必要がほぼないので、
短時間で、かつ効率的にvo2maxが刺激できます😊


加えて、疾走区間が短いので怪我のリスクも減らせる
という効果もあるようです。


このような理由から、主には5キロまでの中距離ランナーに
すすめられていたトレーニングでしたが、
今ではウルトラランナーにもおすすめされています。

実施のネックは?

最大のネックは心理的ハードルだと思います。


これまでラン友さん複数名におすすめしてみましたが、


きつそう😣


の一言で、誰もやってくれませんでした笑


「30秒しか休めない」というのが、
かなりきついイメージを持たれてしまっている気がします。


上に記述した仕組みを理解すれば、
時短・効率的なトレーニングと分かるのですが、
やってみるまでが最大の障壁でしょう。


迷わずやれよ、やれば分かるさ…(心の声)

これだけでいいの?

ではインターバルを全てこれに置き換えればよいか、
と言うとそうでもないようです。



この記事の最後に出ていますが、


10-20分という単位で負荷をかけるインターバルは
(=1キロ×5本など、長めのもの)


リカバリーの時に乳酸処理能力の向上も期待できるので、
vo2max向上だけでなく、持久力養成の効果もあります。


両方やったら良いよ、ということですが
少なくとも400メートル以下のショートインターバルにするなら、
こちらを採用したほうが良さそうです。

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