ツールドフランスの観客発大惨事😨
サイクル界の一大イベント・ツールドフランスで大惨事が発生。
引き起こしたのは、TVに映ろうとコースへはみ出た
ひとりの観衆です。
この人と接触した選手が転倒し、雪崩のように後続の選手を
巻き込んで負傷者多数、リタイア数名を出す
大事故となってしまいました。
映像を見ましたが、本当に恐ろしいです。
運営はこの観客を提訴するとのこと。
悪気はなかったかもしれませんが、明らかな不注意で
この大会に賭けていた多くのアスリートを挫かせてしまった
代償は大きいです。
運営からだけでなく、アスリートから訴訟が乱発しても
おかしくないでしょう。
しかし、全長3000キロというコースをすべて封鎖するのは
ほぼ不可能なので、観衆のマナーに期待するしかない、
というのも痛いところです。
マラソン大会での妨害
マラソン大会も他人ごとの話ではありません。
真っ先に思い出したのは、アテネ五輪でトップを走っていながら
終盤に観客の乱入によってペースを乱し、
3位となってしまったブラジルのデリマ選手です。
乱入した観衆は前科者のようでしたが、
「メダルを獲得できてうれしい」
「これは「まだ金メダルを取ってはいけない」という神からの試練」
という、同選手のスポーツマンシップが
世界に大きな感動を呼んだ一件でもありました。
近年では、2018年に中国の大会で終盤まで優勝を争っていた
同国の選手が、乱入した観衆に国旗を無理やり持たされ
失速してしまうという事故が記憶に新しいです。
なぜか国旗を捨てた形になった選手が批判される、
という謎の展開を見せていますが…😑
ツールドフランスのような距離でなくとも、
マラソンで全区間封鎖することは非現実的です。
沿道の観衆からは元気をもらうことが多いので、
一概に観戦禁止やコースから離しすぎるのも
解決策にはならないですが。
悩ましい一件です。