カモメのはぐれ旅

健康オタクが日本と世界を走る。SixStar Finisher達成(2023/9)

UP(カールじいさんの空飛ぶ家)

普段は全く見ないのですが、長時間のフライトでは映画を観ます。


その映画ですが、学生時代からリスニングの訓練として
アニメを英語音声&字幕で聞くのが定番になっています。
(これはこれで、表現を学ぶ機会になってます)


アニメであっても、「正義」の意味や自分との向き合い方など、
難しいテーマを子どもでも分かるように伝えてくれるので
見ていて感銘を受けるのもあります。
(傍から見ていたら変な人かもしれません 笑)


最近観た中でとりわけ印象に残っているのは、
UP(邦題:カールじいさんの空飛ぶ家)です。



物語のあらすじとしては、
カールじいさん(主人公)が、先立った妻と約束した
伝説の滝「パラダイス・フォール」を目指すというものです。


はじめの数分間に、カールじいさんが亡き妻(エリーさん)と歩んだ
数十年の人生が凝縮されている場面があります。
とても感傷的・ノスタルジックで、今でも心に残っています。

シナリオが持つメッセージ

観終えてまず思ったのが、


なぜ奥さんと一緒に伝説の滝を目指す
シナリオにしなかったんだろう?


ということです。


目新しさはないかもしれませんが、冒険活劇としてなら
このシナリオでも作ることは可能だと思いました。


しかし、制作スタッフはそうはしませんでした。


カールじいさんの冒険は、最愛の妻に先立たれ、
自らも老い、後はひっそりと余生を過ごすだけ…


というところから、劇的に始まります。


ここに、強いメッセージを感じました。


・何かを始めるのに遅すぎることはない
・年齢は関係ない
・人生は自分の意志で変えることができる


言葉にすると、このようなものが一度に詰まった
深く・暖かいメッセージだと思いました。


「UP」という原題にも感銘を受けました。


家が空を飛ぶ、だけでなく、
下り坂に見える人生も”UP”させることができる、
とても含蓄のあるメッセージではないかと。


(邦訳すると色々な思いがカットされてしまうのは
 よくあることですね…残念ながら)

ランニングに当てはめてみて

この映画からは、


年齢は関係ない!
自分が諦めない限り、いつでもチャレンジできる


という、力強い励ましをもらった思いでした。


具体的な目標にすると、


・自己ベスト更新はいつでも、何歳でも追える
・何歳になってもフルマラソンは完走できる


といった感じでしょうか。


60歳を過ぎた女性でもサブスリーを達成したり、
85歳でサブ4を維持していたり、
世の中には年齢に関係なく、チャレンジをし続けている人が数多く居ます。



こうした方々からも刺激を受けつつ、チャレンジを続けよう!
そんな元気をもらった作品でした。

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