LT値を揺さぶる
自分史上、最大の巣ごもりとなった大型連休は
必要な外出を除いた読書とゲームの日々でした😅
雑誌を含めると1日1冊以上読んでいますが、
本として読んだものの中から、「これは」となったものを
ここでも紹介したいと思います。
ランニングと栄養の科学
著者のセミナーに参加したことがあるのですが、
論旨明快でイメージも実践もでき、とても勉強になりました。
この本も、その印象通りでトレーニングの考え方、
栄養・休息の意味などがかなり分かりやすく書かれています。
一通りの本を読んだランナーにもお勧めできます。
中でもひと際目を引いたのが、
LT値に揺さぶりをかける
という考え方。
マラソンのタイム向上を狙うには、LTペース(乳酸性作業閾値)
つまりしんどくならず、走り続けられるギリギリのペースを
上げることが大事なわけですが、
このペースを上げたいなら、速すぎても遅すぎてもダメ。
その前後で、適切な距離を走って揺さぶることで
LTペースが上がってくる、という考えです。
なるほど🤔
今の自分、LTペースはどのくらいだろう?と気になる方は
ダニエルズのVDOT活用がおすすめです。
過去のベストタイムから、LTペースが出てきます。
LTより、15-30秒遅いくらいでロング走、
10-15秒速いペースでインターバル走
ということだったので、今度のトレーニングで考慮したいと思います。
他にも、
ゆっくり走った後の「だるさ」はスピード練習で
スピード練習後の張りはジョギングで
それぞれ疲労を抜こう、というのはなるほど!と思いました。
エネルギー効率や栄養のとり方なども勉強になるので、
手元に置いておきたい一冊です😄
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