Tracksmithがボストンの告知で”炎上”
アメリカのランニングブランドである
Tracksmithが、ボストンマラソンの告知を
Instagramでしたところ、炎上状態となりました。
こちらが謝罪声明で、元の投稿は削除されています。
元の投稿は?
元のメッセージはこちらです。
表面上は、今回の厳しい足切りを
クリアしたランナーを賞賛し、
「シングレットの販売はBQの人に限る」
という内容です。
何が問題だったか
販売対象者を資格者に絞る「排他性」に
不快感を感じた人も居ますが、
対象者を絞る商品はこれ以外にもあるので、
それほど問題にはなっていません。
多くの人が不快に感じたのは文章の前半です。
①何千マイルも孤独で厳しいトレーニングを
重ねてきたのがBQ獲得者「だけ」のように
受け取れる点
②BQの獲得者を賛美する内容「だけ」のため
「タイムが良い人のみを大事にする」
というメッセージにも受け取れる点
※実際の意見はこのような感じです。
私も以前、記事にしましたが
ボストンは資格者のみの大会ではありませんし、
(チャリティやツアー枠もあります)
速い人のみの大会でもありません。
(制限時間は最終走者スタートから6時間)
引用しただけとはいえ、冒頭の
「(ボストンは)ジョギングの大会ではない」
という言葉は確かに攻撃性がありますし、
(ゆっくりペースのランナーには特に)
このマーケティング姿勢は、
ボストンマラソンの目指す姿と一致しない、
と言われたらそうでしょうね。
BQが獲れなくても(あるいは獲るために)
日々トレーニングに励んでいるランナーは
大勢いますし、
BQを獲る速さ(タイム)だけが全てではない。
そうした大勢のランナーへの”配慮”が
足りなかった、ということでしょう。
Tracksmithのシングレットは
デザインは良いものの高額なので
私にはとても手が出ないのですが😅
多くのランナーの思いを受け取って
次からの教訓にして欲しいですね。