カモメのはぐれ旅

健康オタクが日本と世界を走る。SixStar Finisher達成(2023/9)

トイレだけではない、東京マラソンのスタート地点問題。

東京マラソンで、植栽に用を足した
ランナーの姿が動画で拡散されたことが
物議を醸しています。

これを読んだ感想は、3つあります。

1.運営の責任が重い

ランナーと運営、どちらかと言われたら
運営側の不備が大きい問題と考えます。


スタートエリアにはトイレが650基しかありません。


3.8万人が一堂に集まるイベントとしては、
明らかに絶対数が不足しています。


時間がない中30‐40分も並んでいられない、
となるのは目に見えています。

2.とはいえマナーアップは必要

海外の大会でもトイレは並びますが、
ここまで困ったことはありません。


ボストンではウェーブスタート、

ニューヨークではスタートエリアを

ブロックごとに分けるなど、

一度に集中し過ぎないように

対策がとられています。



実際、WMMの中でトイレに不満が出るのは
知る限り、東京マラソンくらいです。
(コース上から遠いことも不満に上がります)


しかし、ランナーのそうした姿は
海外であっても目にします。


なので、トイレが十分にあると
撲滅できる訳ではなく、


記事にある通り「軽犯罪法」と
自覚していない人が多いと思われるため


海外ランナーを含めた周知・啓発が必要です。

3.スタートの衣類は運営が改善を

トイレの他に、運営のコメントで見逃せないのが


《衣類の脱ぎ捨てはやめましょう》


という文言です。


これには「世界標準に合わせて欲しい」
というのが正直な思いです。


朝のスタートエリアで長時間待つのは
体が冷えて厳しいものがあるため、


大抵のランナーは防寒具を用意します。


海外の大会では、カッパやビニール袋、
使い古したアウターなど
脱ぎ捨てても良いものを持っていきます。


海外の大規模大会では、そうした衣類を
チャリティへ寄付できるよう、
エリアができています。


23年の東京マラソンでは
一応捨てられるエリアがあったようですが、
チャリティへの寄付は不明です。


(21年の事前周知では「禁止」。
 当日突然衣類を捨てられるエリアがあり
 困惑した記憶があります)


ランナーのアンケートもとっていると思うので、
これらの声を受け、改善が進むことを
願うばかりです。

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