カモメのはぐれ旅

健康オタクが日本と世界を走る。SixStar Finisher達成(2023/9)

日本歴代2位。新谷選手のインタビューから3つの学び。

1月のヒューストンマラソンで、
日本歴代2位の記録を出した新谷選手。


今回のインタビュー記事では、
トレーニングだけでなく3日前のケンカまで、
赤裸々に語っています。

読んだ中で、自分には3つの学びがありました。

学び①距離信仰を捨てる

「エリートなら月XXXキロ」


市民ランナーでもよくある、
「月間走行距離信仰」を疑い、


コーチと二人三脚で、
距離に縛られない練習メニューを
組み立ててきました。


練習では最長32キロまで、
レースペース走は16キロまで、


というのは、エリート選手としては
少ないように感じます。


それでも結果は出ています。


・速くなるには1000m×5本のインターバル
・持久力をつけるには30キロ走
・サブ4なら月間150~200キロ


など、市民ランナー界隈でも
「定説」となっているものはありますが、


大切なことは、


「今自分に必要なことは何か」


を、自分の頭で考え、試行錯誤していくことです。


「定説」が自分にも当てはまるとは限りません。

学び②序盤の貯金、後半の借金

新谷選手は、


前半5~15キロで予定より5-10秒速くなり
足を使ったことが後半に響いた


ということを話しています。


これは、多くのランナーが肝に銘じるべき
至言だと思います。


前半区間は、体も温まりスタミナもあるので


「気持ちよく走れてしまう」ことが多く、


そのオーバーペースが後半の失速になる


ということは、自分も含め多くの方が
一度は経験したことがあるのではないかと。


マラソンは最後に笑えれば良いのです。
そこだけ速くても意味がありません。

学び③結果をよく分析し、次を見る

新谷選手はゴールして悔し涙を流しますが、


当日と、これまでの振り返りをして
課題が明確になったことで、


驚くほど早く、切り替えができています。


既に走る前から「次」(ベルリン)を
予定していたのかもしれませんが、


結果を受け止め、冷静に振り返り
次につなげる姿勢の大切さを感じます。

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