「厚底効果」を数値と体感で検証する
普段のEペースランやジョグでは
厚底、中底?、両方を履きます。
同じペースで走る時でも、
感触が全然違うのですが、
ガーミンの数値でそれを紹介します。
Eペースで10キロ弱走った時の記録です。
上半分はテンポネクスト(フライイーズ)、
下はadizero takumi ren3(廃版)です。
どこがどう違うのか
ぱっと目に付くのは平均ピッチと歩幅ですね。
厚底になると、反発がストライド(歩幅)を
拡げてくれる、というのが分かります。
ペースが速くなるともっと差が出てくると思います。
1キロあたり、ピッチは4、歩幅は30センチほどですが、
数値以上に体感では有意な差を感じます。
厚底の場合、ゆったり気味でも
想定以上にペースが上がっている、
という感覚が得られます。
(キロ当たり3-5秒速い、と感じる人が多い模様)
個人的には中底(ren 3)で走った方が、
ピッチが軽快で楽しく走れている感覚があります。
ここから得られること
これからも主流であろう厚底については、
以下の点に留意が必要と思います。
1.歩幅が広がる=股関節がより稼働する、なので
普段からのケアやトレーニングが重要。
クッション性があるので、足底へのダメージは
確かに少ないと思うのですが、
反面、股関節周りを気にした方が良さそうです。
2.ピッチが上がる=股関節や着地の衝撃負担は
抑えられるので、中底の負担が大きいとは
必ずしも言えない。
実際、走り終えた後の疲労感などは
中底(ren 3)の方が軽かったです。
最近では「練習でも厚底一択」
という意見も出てきていますが、
過度な負担を避ける上でも、
シューズを使い分けるのは有効ではないか、
と思いました。