山は甘くない(データ編)
2021年の山岳遭難件数が公表されました。
非常に興味深いデータが集まっています。
【主なデータ】
1.全体件数は2635件、死亡事故は283人
→この10年で約3割の増加
2.多い場所は長野・北海道・東京など
3.遭難者の半数近くが60歳以上
感想
山での事故が増加傾向というのは、
登山する人も増えた、ということですね。
高尾山のように気軽に登れる低山でも、
事故が増えているのは望ましくないので、
ここは
「気軽に」
というより
「安易に」登山している人が増えた
と、厳しめの表現で戒めも必要に思います。
中には本当に落石や地滑りなどの
アクシデントもあると思うのですが、
多くはため息の出るような内容ばかりです。
富士山の救助要請を見ていても
救助隊の皆様、お疲れ様です!!
と言いたくなります。。
遭難事故や救助要請は圧倒的に下山時が多い
ということなので、
体力が尽きてきた60代以上の方が
事故に遭いやすいことも分かります。
アウトドアを楽しむ趣味は否定しませんが、
それと同時に、準備・計画の大切さや
自然の厳しさも啓発して欲しいですね。