攻める勇気、粘る力(大阪国際・上杉選手)
松田選手が圧勝した大阪国際女子マラソンで
2位に入ったのは上杉真穂選手(スターツ)。
コースですれ違った時は、
おお!
松田選手に喰らいついている
選手がいる!
と気づいたのですが、
後のハイライト動画で
自分の目に一番止まった選手でした。
【ハイライト】第41回大阪国際女子マラソンハイライト 松田選手&上杉選手&松下選手のインタビューもお届けします
凄みを感じた点は2つあります。
凄さ① ハーフを自己ベストで通過
上杉選手は、ハーフの自己ベストより20秒速く
中間点を通過しています。
フルやハーフマラソンの経験者なら、
この凄さが伝わると思います。
普通なら、スタミナ切れを恐れて
ハーフ以上のペースを出すことは考えられません。
後半が地獄となるリスクは本当に怖いです😨
タイムを縮める余地が小さくなる(と思われる)
エリート選手なら、なおらさだと思ってしまいます。
攻める勇気を強く感じました。
凄さ② 単独走でも粘る力
25キロごろから、ついていた集団から
少し遅れてしまうのですが、
そこから単独走で最後まで走りきりました。
ハイペースで飛ばしてきて、
集団からこぼれてしまう場面、
普通なら、弱気が頭をよぎっても
おかしくないと思います。
しかし、最後まで1人で、
大崩れすることなく行きました。
大幅な自己ベスト更新は、
この粘りの賜物だと思います。
身体的に相当なトレーニングを
積んできたと思いますが、
それ以上に「心の準備」がなければ
ここまでの結果は出なかったのでは…と思います。
今回のハーフで、「これでもう半分」
まではさすがに想像できなかったのですが、
上杉選手の勇気と粘りに、大きな刺激を受けました。
敢闘に万雷の拍手を!!