トレイルで前代未聞の大惨事
中国のウルトラトレイル(100キロ)で、
参加者172名中21名が亡くなり、8名が入院という
非常に痛ましい事故が起こりました。
亡くなった方には、日本のUTMF(ハイレベルな160キロトレイル)で
入賞した方も含まれているようです。
Liang was 2nd at the 2019 UTMF. R.I.P. https://t.co/xOPvFALIDT
— Japan Running News (@JRNHeadlines)
突然の天候悪化による気温の急低下、強風、ひょうや雨…
山の恐ろしさを改めて感じるとともに、
亡くなった方のご冥福をお祈りします。
同じく山で身内を亡くしている身として、心が痛みます。
上位で救助できたのは6位の方のみだったそうで、
決死の生還が紹介されていました。
保温毛布の持参は、20℃前後と言う気温にも
準備を怠らなかった英断だと思います。
これがなければ、GPSによるSOS発信、
羊飼いの方による救助など、奇跡と偶然が重なった生還は
叶わなかったかもしれません。
念入りな装備の大切さを物語っています。
始めて4回目の大会だったようなので、
コースの調査は十分だったのか?等
今後の検証と安全対策に活かされることを願います。
自分はトレイルランニングをしませんが、
こうした自然の急激な変化だけでなく、
滑落、コースロスト、滝つぼへ踏み外す等で
毎年のように亡くなる方が出ています。
ロードにこうした要素はまずありませんが、
かといって安全と思うのも早計です。
街中であっても交通事故、高温時の熱中症、
脱水症状、突然の心肺停止リスク等
別の要素には常に気を付けなくてはいけません。
改めて、安全への意識を強くしました。