ドーピングで連帯責任
創価大の留学生選手が
ドーピング違反となった件で、
大学側が経緯とコメントを発表しています。
ケニアに帰国中、体調不良で現地の薬を
飲んだ中に含まれていたとのこと。
アスリートが安易に市販薬に手を出すのは
考えにくいのですが、
それよりも目を引くのは処分の内容です。
本人の3年間資格停止は、
実質的に大学や日本でのキャリアを
終わらせるくらいのインパクトがありますが、
出雲駅伝における、チームとしての
全記録が失効となったことがより重いです。
過去最高の2位に入ったチームだけでなく、
4区、5区で区間賞を獲得していた選手にも
迷惑をかける結果となってしまいました。
ドーピングをしていない他の選手の
記録が失効するのは踏み込んでいますし、
頑張った他の選手は、本当に残念だと思います。
内容的に常習性がなく、
事情酌量の余地があると判断された
可能性もありますが、
より踏み込んだ「連帯責任」となったことで、
ドーピングが取り返しのつかない
結果を招く、ということを改めて示す
処分になっていると思います。