"Running is a gift"
海外の掲示板で、30代女性の方が
SixStarを獲得後に重度の多臓器不全に陥り、
懸命な闘病生活を長期間続けるも
先日他界された…という話を拝見しました。
まだまだ若く、これからという時期。
東京マラソンをサブ3で走るほどの方へ、
栄光の後に訪れた、あまりにも残酷な現実。
この方は19年のロンドンを走っていたので、
どこかですれ違ったかもしれません。
一人の人間として、ランナーとして
とても心が痛みます。ご冥福をお祈りいたします。
それと同時に、2つの思いが浮かびました。
Running is a gift.
「ランニングは贈り物」
英語圏でよく見る表現です。
日本では、「走れることに感謝」
という表現が近いと感じます。
(もう少し深い意味がありますが)
日々健康に生きて、走れることが
いかに恵まれたことか。
天からの贈り物、と言えるのかもしれません。
失ってから気づくのでは遅いです。
日々、健康に過ごせることに感謝し
「今を生きる」ことへの思いが強くなりました。
一寸先は闇。今を生きる
この方だけでなく、Twitterでは
ランニングや登山など、
スポーツを好む健康な方が
突然重い病気に罹った、という話も聞きます。
未来は常に不透明です。
明日、自分が突然脳梗塞で倒れたり、
不慮の事故に遭う可能性もあります。
いつか参加したい、と思っていた大会に
永遠に参加できない可能性もあります。
そうでなくとも、
老化や生活、資金面などを考えると
人生で記録更新を目指して
世界中を走る、ということができる時期は
本当に限られています。
いつだって大事なのは「今」です。
人は、過去や未来を生きていません。
次があると思わず、
「これだ!」と思ったものには
迷わずチャレンジしていこう。
そんな思いを強くしました。
(病室には東京マラソンの完走タオル)