チャリティ寄付の可能性
ボストンマラソンが、22年大会で集めた
チャリティ寄付金の合計が3,560万$(約47億円)
になった、と発表しました。
数えた方の報告によると、
チャリティランナーは約2,600人だったとのことで、
単純に割ると、1人あたり約180万円です。
チャリティのエントリーは100万以上から
という参加者の声と一致しますが、
大会の参加費としては、とんでもない金額です。
もっとも、1人でこれだけの金額を
出したとは限りません。
チャリティに巨額の金が集まる訳
1.それだけボストンマラソンを走りたい
2.寄付が文化的に浸透している
3.富裕層の節税対策
といった複数の背景が考えられますが、
Fundraising
という仕組みが一役買っていると思われます。
日本で言う、クラウドファンディングの
チャリティ版です。目標金額の設定も同じです。
簡単に言ってしまうと、
1.チャリティを選択
2.個人でも寄付
3.「この人が走ります!」という告知ページが作られ
それを見た人から応援の寄付が入る
(更にチャリティへの寄付が集まる)
という流れです。
大きな大会のチャリティは、
寄付金の使途を公開しているので、
寄付する側も納得してサポートできます。
なかなか日本では見られないですね。
東京マラソンは、以前のチャリティエントリーだと
個人が10万円を寄付する(→エントリー確定)
だけでしたが、
走りたい人は海外にも大勢いるので、
こうした仕組みが発展していくと
少なくともチャリティにとっては良いのではと思います。
そのためには、1も頑張る必要がありますが😅
ボストンやロンドンマラソンは、
そうしたマーケティングの成功例だと思います。
マラソン大会が社会に貢献する一つのあり方として、
今後発展して良い分野ではないかな…と思ってます。