カモメのはぐれ旅

健康オタクが日本と世界を走る。SixStar Finisher達成(2023/9)

初モノの思い出③サブ4編

フルを走るランナーなら一度は考えるサブ4。
(4時間以内の完走)


自分が達成したのは2015年11月のつくばマラソンでした。
初フルの年度でしたが、通算3度目です。


※この時は9月にシドニーマラソンを走っており、
 またもや30キロで足つりによる大失速・・・(結果は4時間23分)
 傾向と対策を念入りに行う伏線がありました。


グアム挑戦よりも前に、この本を参考にして
トレーニングをしてたので、それなりに距離は踏んでたと思います。
月平均は180キロ前後、ハーフは1時間51分くらいでした。



つくばはフラットで大会運営も素晴らしく、
記録狙いのランナーが集まる大会として有名ですね。
この年も曇りで絶好のコンディションでした。


このレースで一番参考にしてたのは、故・小出監督の本です。

30キロ過ぎで一番速く走るマラソン  サブ4・サブ3を達成する練習法 (角川SSC新書)
30キロ過ぎで一番速く走るマラソン サブ4・サブ3を達成する練習法 (角川SSC新書)
角川マガジンズ


活きたポイントは、


1.ネガティブスプリットでいく
2.事前に速いペースを体験しておく


でした。


1はサブ4ペースだと、初めの15キロが5:50でいいと
書いてありました。次の15キロが5:40で、ラスト12キロが5:30とあり
「これならいけるかも」と思ってやってみたところ、
かなりはまりました。


特に、初めが余力を残して進めたのが大きかったと思います。
後半は今まで追い越されてたランナーを抜き放題になるし、
最後きつくても笑ってゴールできるので、
精神的にも満足感が高かったです。


2は、キロあたり5分で15キロを走れるようになっていたので、
本番のペース(キロ5分30秒)は余裕を感じてできるようになりました。
当日というより事前準備で活きたポイントですね。


加えて大きかったのが、シューズです。
これまではクッション性重視のシューズを履いてましたが、
この時期にAdizero Japan Boostと出会ったことで
かなり軽快に走れるようになりました。


足つり対策もいろいろしていきましたが、
あれれ?おかしいな?いいの?
というくらい異変が起きなかったので、
もしかしたらグアムやシドニーは暑すぎて脱水しただけなのかも
と思ってます笑


こうして達成できたサブ4(結果は3時間56分)。
感無量でした。


計画はすべてを制することを身をもって知った大会でした。

初モノの思い出②フル編

続いて初フルです。
舞台は2015年4月のグアムでした。


え!?海外?なんでグアム!?


とよく言われたものですが、


・近い(飛行機で3.5時間)
・仕事を休まずに行ける
・単純に行ってみたい(未体験)


が主な理由でした。
しかし、一番重要だったのが


・花粉がない


です(笑
スギとヒノキに苦しむ身として、この時期
気にせずに走れる機会は貴重でした。


月間走行距離は平均150キロ前後だったので、
あわよくば初フル・サブ4を狙っていきました。


スタートは深夜の3時。なんと珍しい時間設定。
前日18時に就寝してしっかり寝たし、いざ!


・・・と思ってスタートしたものの、
ペースが上がらず、予定より遅いキロ6分ですらきつい。
高温多湿(時折通り雨)と地味なアップダウンで、
十分に持ったはずの補給食も早々と尽き
15キロ位で既に足が売り切れの気配でした。


そして、だましだまし走っていた20キロ前で、
痛恨の足つり・・・


この時は本当に痛くて、倒れ込んで悶絶していたのですが
折返しの地元ランナーさんがストレッチを手伝ってくれました。
自身も辛いであろう中、優しさに救われました。


からくも立ち上がったものの、精魂尽き果て
次のエイドでリタイアをしようと思い、歩いていったのですが


(英語で)


自分「あのー、リタイ・・・」


スタッフ「GO!GO! まだまだ行けるぜ!」


まさかの声援にかき消されてしまい(笑


制限時間は7時間。
時計を見ると、一応このペースならゴールできそう。
仕方なく歩き続けることにしました。


日が出て容赦なく照りつける中、
(美しい日の出を楽しむ余裕はもはや無し)
心拍は十分走れるのに、少しでも脚を上げると
けいれんの痛みが襲ってくるので、
本当に悔しい思いで歩いていたのを思い出します。


こんな不甲斐なく歩いている自分を
スタッフや沿道の人、車で通りかかる人が
クラクションで応援してくれて本当に嬉しかったです。
(多少申し訳ない気持ちもありつつ)


最後は涙と感動のゴール。
大会アンバサダーの高橋尚子さん(Qちゃん)が、
最後の直線で手を繋いでくれて一緒にゴール!
リタイアしないで良かった、と心から思いました。


※多分ランナーがまばらだったからやってくれたと
思われます。Qちゃんはどこの大会でも評判が
すごく良いですね。このおもてなしはすごいです。


タイムは6時間5分。
当初のサブ4は速攻で霧消しましたが(笑
一生の記憶に残る大会となりました。


余談ですが、初フルが珍しかったのか
何度かこの件で月間ランナーズに取材されています。


今年の動画があったのでどうぞ。

初モノの思い出①ハーフ

今ではこんなタイムでも昔はこんなんだったんだ、と思えるのは
他の方の励みになるかもしれないので、載せてみます。


過去の記事でも触れましたが、
初めて参加した大会は2014年の軽井沢ハーフマラソンでした。


実はその前にも赤羽ハーフというのに申し込んでいたのですが、
雪のため中止となってしまい、どこかに良い大会ないかな?
と探していて、たどり着きました。
軽井沢には年数回、主に買い物で行くほど好きだったことが
目に留まった理由です。


勝手を知って今では日帰りとなってますが、
毎年欠かさず参加している唯一の大会です。


ペンションに前泊して意気揚々と乗り込んだのはいいものの、
これまで走った距離は、16キロが最長。
それも高校時代の持久走・・・


15キロは走ったけど息も絶え絶えで、
本当にハーフ完走できるんだろうか・・・


と、心配しながら当日を迎えました。
目標タイムは2時間。


号砲が鳴ってからもブロックが遅いので前に進まない!
結局7分位経ってからようやくスタートし、
その後は渋滞に揉まれながらもなんとか進みました。


しかし、やはり未知の領域は恐ろしい。
だましだまし走ってきたものの、スタミナが尽きて
ラスト1キロはほとんど歩いてしまいました。


結果は2時間と6分。あちゃー!


足もマメができてガクガクでした。
来年は歩かずに完走したい!と心に誓ったレースでした。


マラソンは人と競争しないのが良いところだと
常々思っていますが、自分の場合はこうした原体験が
あるからこそ、タイムの遅・早の判断なく、
目標に向かって頑張る方々を心から応援できるのかな、と思ってます。


首都圏からも日帰り参加できますし、
会場は駅ちか、コースは新緑を満喫できます。
軽井沢、おすすめですよ(^^

計画は楽し

すでに旅ラン破産しそうな勢いですが、
先のことを考えるのは楽しみの一つです。


というのも、基本的にはカレンダー通りの仕事で、
まとまった休みが取れる期間が限られているからです。
なので、こういう時は大会を日付から探してます。


休める時は思い切って旅に出たいもの。
現在は年末年始と来年の大型連休を考えてます。


大型連休の大会は、AIMS(国際陸連)のサイトか
ahotu.comで探してますが、現在のところ


1.トロントマラソン(カナダ)
2.ロードス島マラソン(ギリシャ)
3.バンクーバーマラソン(カナダ)


が気になってます。
1は直行便もあるし、以前一月ほど滞在してたことがあるので
今のところ第一候補。
2はうまくいけばハマりそうな日程。
3は2016年に走ってるのですが、風光明媚な良いコースです。
(応援はあまり居ないけど)


どれにしようかなー
と考えてる時間も楽しいですね。


今朝も鮮やかな青空。
5月~6月の、時折のぞくスカイブルーがすごく好きです。

夏場のラン

一日雨だったので昨日はオフ。
その分朝に15キロほど走りました。


7時くらいだとまだ気温が上がりきっていないので、
湿度を含んだ涼しさが気持ちよい中走り切れました。


年間を通じて月間200キロは変わりませんが、
暑さにめっぽう弱い自分は、この時期
「先手必勝」「短期集中」を心がけています。

先手必勝

真夏だと既に朝6時の時点ですら暑いので、
朝ランをするならなるべく5時台がいいと思ってます。
普段もこのくらいの時間に起きてますが、
いきなり起きて運動だと体の負担もあるので、徐々に慣らします。


この時間にできなかった場合は、夕方にします。
同じ気温でも、日差しが強い分朝の方が暑く感じるので
夕方の方が同じペースだと楽です。

短期集中

これもいくつかの本に書いてありましたが、
「外にいる時間は1時間以内」「距離は短め」にしてます。
暑い中走ると体への負担が大きいので、疲労も残りやすいです。
これで夏バテしたら元も子もないので(笑


写真はこの前行った松島の駅です。
夏を感じるお気に入りの一枚。