カモメのはぐれ旅

健康オタクが日本と世界を走る。SixStar Finisher達成(2023/9)

初モノの思い出②フル編

続いて初フルです。
舞台は2015年4月のグアムでした。


え!?海外?なんでグアム!?


とよく言われたものですが、


・近い(飛行機で3.5時間)
・仕事を休まずに行ける
・単純に行ってみたい(未体験)


が主な理由でした。
しかし、一番重要だったのが


・花粉がない


です(笑
スギとヒノキに苦しむ身として、この時期
気にせずに走れる機会は貴重でした。


月間走行距離は平均150キロ前後だったので、
あわよくば初フル・サブ4を狙っていきました。


スタートは深夜の3時。なんと珍しい時間設定。
前日18時に就寝してしっかり寝たし、いざ!


・・・と思ってスタートしたものの、
ペースが上がらず、予定より遅いキロ6分ですらきつい。
高温多湿(時折通り雨)と地味なアップダウンで、
十分に持ったはずの補給食も早々と尽き
15キロ位で既に足が売り切れの気配でした。


そして、だましだまし走っていた20キロ前で、
痛恨の足つり・・・


この時は本当に痛くて、倒れ込んで悶絶していたのですが
折返しの地元ランナーさんがストレッチを手伝ってくれました。
自身も辛いであろう中、優しさに救われました。


からくも立ち上がったものの、精魂尽き果て
次のエイドでリタイアをしようと思い、歩いていったのですが


(英語で)


自分「あのー、リタイ・・・」


スタッフ「GO!GO! まだまだ行けるぜ!」


まさかの声援にかき消されてしまい(笑


制限時間は7時間。
時計を見ると、一応このペースならゴールできそう。
仕方なく歩き続けることにしました。


日が出て容赦なく照りつける中、
(美しい日の出を楽しむ余裕はもはや無し)
心拍は十分走れるのに、少しでも脚を上げると
けいれんの痛みが襲ってくるので、
本当に悔しい思いで歩いていたのを思い出します。


こんな不甲斐なく歩いている自分を
スタッフや沿道の人、車で通りかかる人が
クラクションで応援してくれて本当に嬉しかったです。
(多少申し訳ない気持ちもありつつ)


最後は涙と感動のゴール。
大会アンバサダーの高橋尚子さん(Qちゃん)が、
最後の直線で手を繋いでくれて一緒にゴール!
リタイアしないで良かった、と心から思いました。


※多分ランナーがまばらだったからやってくれたと
思われます。Qちゃんはどこの大会でも評判が
すごく良いですね。このおもてなしはすごいです。


タイムは6時間5分。
当初のサブ4は速攻で霧消しましたが(笑
一生の記憶に残る大会となりました。


余談ですが、初フルが珍しかったのか
何度かこの件で月間ランナーズに取材されています。


今年の動画があったのでどうぞ。

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