カモメのはぐれ旅

健康オタクが日本と世界を走る。SixStar Finisher達成(2023/9)

米国女子陸上界の「美しい」ライバル関係

23年のロンドンマラソンに出場する、
米国のダマト選手が、Instagramdで
同じく出場するシッソン選手に


「一緒にロンドンへ行こう!」


と、エールを送り、
シッソン選手がそれに応えています。


※多くの大会を共に走る、
豪州のステンソン選手(jess_tren)も
「いいね!」を押しています。

この両名は、新旧の米国女子マラソン
記録保持者で、タイトルや代表の枠等
数々を競う「ライバル」でもあるのですが、
(所属スポンサーも違います)


お互いを認め合い、切磋琢磨しつつ
共に高みを目指すその姿は、


シンプルに「美しい」と思います👏👏

アメリカではよくある光景。

良い結果を出した「好敵手」を賞賛する。


現役選手同士でこのようなやり取りは、
アメリカだと良く見る光景です。


ヒューストンのハーフで、
シッソン選手が再度記録を更新した時も、
ダマト選手は賞賛しています。

日本では・・・?

翻って日本を見ると、
現役選手同士でそうしたやり取りを
目にすることは、ほとんどないと思います。


今回、新谷選手が日本2位の好記録を出しても
そうした声は記事にもなっていません。


同窓生や同じ所属先、縁故など
特別な関係があれば存在するかもしれませんが、


「ライバルは倒すもの」
「敵に塩を送るのは弱腰」
「相手が結果を残すのは悔しい」


といった、よりバチバチの関係が
多いように思います。


勝負の世界は厳しいですし、
悔しさは成長の糧になるものなので、


こうした思いは大事ではありますが、


一方で、勝負の世界に居るということは


自分が勝つことも、負けることもある


という事実を受け入れることが必要です。


負けた時は、相手の努力を素直に称える
ということも、人として大切です。


私は、これはスポーツマンシップの
根幹にあるものと考えていますが、


「互いを認め合う」空気が、
もっと一般的になって欲しいなと思います。

×

非ログインユーザーとして返信する