21年ロンドンマラソンの注目データ3選
21年ロンドンマラソンで、個人的に注目したデータを
3つほど紹介します。
その①優勝者はほぼイーブンペース
女子優勝のジェプコスゲイ選手は、
ハーフのラップが1:08:51→1:08:52と、
これ以上ないくらい理想のイーブンペースです。
男子優勝のレマ選手は、1:01:26→1:02:35なので、
若干落ちていますが、落ち幅が少なく
こちらもイーブンペースと言って良いと思います。
男女ともに、40キロを過ぎてから周囲の選手を引き離したので
見ている方はペースアップをしたと思ったのですが、
実態はペースを保っていただけということになります。
最後まで落とさないのも強さですね。
勉強になりました。
その②実は「ベルリン以上」
恒例のパーセンタイルを確認しました。
男子は、完走者21429名のところ、
上位1割(2142位)のラインが驚異の3:00:16😱😱😱
ベルリンより参加人数は多いですが、
「サブ3をとってギリギリ上位1割」というのは圧巻です。
※通常、サブ3は上位3%程度と言われます。
晴れ・曇りで気温12℃(スタート時点)という
絶好のコンディションも影響していたと思いますが、
コース自体もフラット基調で走りやすいです。
仮装ランナーも目立ち、ファンランの印象が強い
ロンドンマラソンですが、
実はベルリン以上に高速コースであることが分かります。
その③6連戦もなんのその!?
5つのメジャーズを含む、6週連続フルに挑戦中の
フラナガンさんですが、
ベルリンを2:38で快走した後は、
ロンドンで2:35(一般1位)
A week after running 2:38:32 at the Berlin Marathon, Shalane Flanagan, who is "retired" from professional running, runs 2:35:04 at the #LondonMarathon, which would have placed her 19th in the elite field.
— Fast Women (@fast_women)
と、とんでもないことをやってます😨😱
ベルリンは1:23→1:15と劇的なネガティブスプリットでしたが、
ロンドンはビルドダウンでした。
ベルリンで慎重に入りすぎたのかもしれませんが、
いずれにせよ、連戦となった中でも
高いパフォーマンスを保てています。
次週はシカゴとボストンが連日となるので、
そう簡単にはいかないと思われますが、
限界に挑戦する姿を応援したいと思います。